HVF溶射装置
フレームを鋭く絞った ハイビームフレーム プロセス
【図1 溶射ガンノズルの機構】
溶射業界で最初のHVF方式を 開発採用したことにより、 低コストで高機能皮膜が得られ、 各種溶射材料が 使用可能となり 多様なニーズに対応出来る様に成りました。
【装置の概要】
- コントロールユニットにてアセチレン (プロパン) 酸素の混合ガスと エアーを調整し、KJ-II ガンに着火しハイビームフレームを 形成する。
- コントロールユニットにてミニフィーダーのバイブ圧力と供給圧力を 調整し、 KJ-II ガンに溶射材料を供給して溶射する。
【装置の特徴】
- 小型軽量で現場作業に最適です。
- ペンシル型でパウダーON OFFが指先のタッチで操作できるので
- 文字を書く感覚で溶射出来る。
- 溶射パターンが細くでき、狭い部分の溶射作業にも極めて便利。
- 各種ガスが使用可能な為にセラミックス、 金属、プラスチックが すべて溶射出来る。 ※セラミックスにおいては、プラズマ溶射の様な超緻密 高硬度の皮膜が出来る。※金属においては、超緻密で無酸化の皮膜が出来る。
- ガス、酸素、 エアー、パウダーの調整がコントロールユニットのみで出来るため、操作が簡単。
- 溶射条件が各メーターで確認でき、皮膜の均一性、 再現性がアップ。
- エアー冷却方式により連続溶射が可能。
- 自動化しやすく生産ラインにセット出来る。
- 溶射の音が静かなので、住宅地でも作業が出来る。
【KJ-Ⅱ 溶射装置の応用例】
- 新しい種類のセラミックス混合皮膜や、 サーメット皮膜の開発や研究などに摘要が期待される。
- 印刷機のロールに、 耐汚性、 親水性、耐摩耗性、耐薬品性目的として、ガラス溶射を施工した。
- 各種ヒーター類に、 遠赤外線目的の為に、 遠赤外線セラミックスの溶射を施工した。
- 温度センサー保護管やルツボ等に耐熱性、耐食性の目的で、 セラミックス溶射を施工した。
- メカニカルシールやロールのジャーナル部分に、 耐摩耗の目的で セラミック溶射を施工した。
- 石材や陶磁器類に、 装飾の目的で金属、 ガラス等の溶射を施工した。
- 旋盤加工の誤作機械部品に、 肉盛り再生目的で鉄系 ステンレス系の 溶射を施工した。
- 電磁調理器用ナベの底に、磁力線吸収目的で鉄、アルミニウムの溶射を施工した。
- 電気部品に耐絶縁目的でセラミックス、 ガラス溶射を施工した。
- 金属構造物に耐食性 装飾性、耐摩耗の目的でガラス溶射を施工した。
- ダクタイル管が大きくて移動が出来ないので、現場作業で 巣埋め目的の金属溶射を施工した。
- パイプや鉄板等に、 防食の目的で亜鉛、 アルミニウムの溶射を施工した。
- 木材製品の装飾として、部分的に亜鉛、 アルミニウム、 真鍮、銅、ブロンズ等の溶射を施工した。
- 歯科用インプラントに耐食性、 骨との接着力を高める目的のために、 チタン、バイオガラスの溶射を施工した。
※1 色々な素材に対する溶射方法や、特殊な溶射材料も用意していますので、ぜひ弊社にご相談下さい。
※2 弊社ではセラミック溶射用の、封孔処理剤 (無機シール剤)も多種用意しています。 用途に合わせてご利用下さい。